20代のうちにやっておくべきこと【TFT:ホクトマン】

20代のうちにやっておくべきこと【TFT:ホクトマン】

若いうちにこんなのどうですか?

・仕事で失敗する

・大失恋する

・「人間なんてちっぽけだなぁ」と本気で思う

・「やべっ、こりゃ死ぬな」と本気で思う

・「退職届」を提出する

■仕事で失敗をする

チャレンジしないと失敗はできません。ベテランになってから失敗し続けるより、先輩が「失敗して欲しいなぁ」と思っているうちにたくさんの失敗をしておいた方が良いと思います。

新人さんによくあるのは「怒られないようにうまく乗り切ろう」という罠。新人のうちにミスをたくさんした人が体験から多くのことを学ぶと思います。

僕は人間関係が得意じゃないので大抵イケすかない上司に嫌われます。そして納得いかない仕事は全く行動しなくなるという「わがまま」「ガキンチョ」な新入社員でした。

10社以上会社を転々としてほぼ人間関係に起因する失敗を繰り返した20代でした。

今ではフリーランスで、自分のやりたい仕事以外を引き受けることもしなくなって人間関係のいざこざは少なくなっています(今も、まだあんのかーい)。

しかもチャレンジが大切と言っているのに人間関係ではチャレンジしてないような・・・。

いやそんなことはないぞ。「新入社員が上司に生意気な口をきく」というチャレンジをしています(それはチャレンジではない)。

■大失恋する

これは説明は不要。

でも恋愛事情は仕事や人生に大きく左右します。恋愛で「当たり障りのない関係」を続けていることは、仕事や人生においても同じように無難に進んでしまいます。

時には「当たって砕けろ」の精神で恋を成就させてください(ちなみに無難に恋が成就することもあるらしいです)。

学生の頃はシャイだったので恋愛に関しての調整機能がバカになっていました。猪のように突撃しては死ぬほど赤っ恥をかいていました。キスを拒否られたり、突然フラれて夜の街に駆け出したり。

でもそのおかげか、今は嫌われても大丈夫な精神力を身につけました(いやいや、成功する秘訣を手に入れんかーい)。

この後、結婚と離婚も経験することになるとは僕自身夢にも思っていませんでしたがねwww

恋愛に関しては偉そうに言えませんが、何もしないよりは愉快に生きられるのではないでしょうか?

■「人間なんてちっぽけだなぁ」と本気で思う

大自然に触れてください。自分の思い上がりを本気で戒めましょう。心から感動するような大自然に触れると涙が溢れてきます。悩みは大自然が包み込んで溶かしてくれます。

あまりにふざけた内容が続いているような気がするので、ここいらで少しは真面目に語ります。

大きなものに包まれてください。大地とか。美しい海とか。そしてinstaとかの写真を撮るのを一旦やめて、目に焼き付けるように感じてください。そして1人になってください。話をするのをやめて静かにたたずむ。

そうすると次第にある感情が芽生えてきます。「感謝」です。

全部言葉にするとつまらないもののように聞こえますが、大自然は本当にありがたい素敵な奇跡です。感謝を感じましょう。日本なら沖縄の座間味諸島とか、高知県の四万十川も素敵でした。世界中にあるはずです。探しに旅に出てください。いいところがあったら僕に教えてください。ぜひ

■「やべっ、こりゃ死ぬな」と本気で思う

無茶をしなさいということではなく、本気で「生きたい」と強く思う体験をしましょう。

僕は大学生の頃にウインドサーフィンで遭難し夜まで海に流された経験から、「生きたい」と本気で思いました。1日1日を大切に生きようと思えたら素敵ですね。

そして「自分にとって『いきる』」とは何なのでしょうか?これは僕も一緒に考えたいです。

FBで友達申請してメッセージをくれれば、今も「大人こども」の僕と話ができます。この文章を書いているのも旅の途中です。北海道を車で自由に旅しています。よかったらお話ししましょう。掲載される頃は別のところにいると思いますが・・・

■「退職届」を提出する

ドラマでしか見たことのないシーン。それを本当に自分がするとは思いませんでした。

しかしそれに象徴されるのは、自分の人生を自分の意思で切り拓いていきましょうってことです。

会社なんてやめた方がいいとは言いません。経済的安定や子育て、将来の夢の実現には安定した収入も必要です。

ただ会社の方針と本人の人生設計がまるで噛み合わないし、修正の余地がない場合は自分の人生を優先させて欲しいものです。

悩みに悩んで苦しんで大切なものを失わないようにして欲しいです。そんな切羽詰まった場合は、今まであなたを大切にしてくれた先輩や肉親に相談するなどの行動をして欲しいですね。

僕の新入社員の同僚は1年目の夏に寮の部屋で自殺してしまいました。仕事の悩みがあったらしいですが、詳しくは知りません。でもそこまで苦しいのならば「退職届」を提出する選択肢なんて大したことではありません。その数週間後に僕は「退職届」を提出して旅に出ました。

ちなみに僕自身は正式な退職届は2回です。後は逃げるように会社をやめたり、とんずらしたりしました。退職は大したことないです。簡単です。ただその後の人生観はガラリと変わりますけどねw

最後に

ここまで下手な文章を読んでくれてありがとう。理系男子の僕は国語社会が苦手な典型的な堅物学生でした。それが既成概念を自分で取り去ることができて、今は最高に幸せな人生の歩み方を手に入れたと思っています。みんなも「自分なりの幸せな人生の歩み方」を見つけてください。

また旅の途中で会いましょう。

ホクトマン

柳生 北斗(ホクトマン)
 
1975年兵庫県生まれ
プロジェクトアドベンチャーの手法を用いた野外教育事業ひょうご冒険教育(HyogoAdventureProject)の講師としてのべ1万人以上の指導実績。対象は小学生から企業研修まで幅広くチームビルディング、リーダーシップ、コミュニケーションなどを目的としたグループを通じて個々の成長を促す体験学習指導者としてファシリテーション的指導を行う。
野外体験指導者としてフリーランスに。教育キャンプの講師として企画から指導、スタッフマネジメントなど、全体を統括するキャンプマネージャーとして活動。自然体験活動を通じて自分を見つめ直したり、生きる上で大切な心の成長を大切にする野外活動を目指している。参加者へのエンターテインメント性と教育的効果のバランスを重要視している。
県立野外教育施設において野外教育活動のオペレーション業務やマネジメント業務を経験。野外炊事、火起こし、テント泊、カヌー、キャンプファイヤー、などの指導や準備、企画運営を行う。教育キャンプ事業におけるリスクマネジメントやプログラムマネジメントのノウハウを取得。
利根川上流水上においてラフティングガイドを経験。リバーガイド協会の検定資格を持ってラフティングの指導を行う。現在はパックラフト(1人用)で川下りとソロキャンプを楽しむのが趣味
 

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